附属施術室のご案内

校内にある附属施術室で鍼灸治療を体験することができます(初回は無料)。
ぜひ、本格的な東洋医学の鍼灸治療を受けてみてください。
ただし、予約制ですので、まずはお電話にて予約ください。

  • 診療時間
    [診療日] 火曜日〜土曜日(祝日、休校日を除きます)
    [診療時間]午後1時〜午後5時
  • 料金
    [大人]    3,000円
    [高校生まで] 1,500円
    初めての方は初回無料です。
    ※ただし、院長・副院長が施術を担当する場合は、上記料金に+500円となります。
  • 割引制度の
    ご案内(千葉市)

    千葉市では、国民健康保険の被保険者で、満65歳以上の方で所得が200万円未満の方を対象に
    「はり、きゅう、マッサージ施設利用券」を交付しております。

    詳しくは下記URLより、千葉市のホームページをご覧ください。
    https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/koreishogai/korei/harikyuu.html

  • ご予約・お問合せ

    ご予約、お問い合わせはこちらまでどうぞ。
    本校では、皆さまに「はり・きゅう」を理解していただくための活動として、経験豊富な先生が体験治療(初回無料)を行っています。
    まずはお電話でご予約いただき、ご来院の際、施術室の窓口にてその旨をお申し出ください。

    関東鍼灸専門学校附属施術室
    Tel. 043-273-5030(代)

    [電話受付時間]
    午前10時〜午後5時(火〜土曜日)

    • 予約時間は午後1時より1時間単位でお受けしておりますが、施術時間は患者様の症状により変動します。
  • 場所

    〒261-0014 千葉市美浜区若葉2-9-2
    関東鍼灸専門学校1階

    交通アクセス

附属施術室について

体調不良や痛みの改善、
病気の予防に「はり・きゅう」を

普段は、「はりきゅうを」身近に感じられない方が多いのではないでしょうか。そのため、からだの調子が悪くなったときや痛みが起きたときでも、「はりきゅう施術を受けよう」という発想が出てこない方が多いことと思います。
しかし、本来はそのようなときこそが「はりきゅう」の出番なのです。
また、「はりきゅう」は、病的状態になった後だけではなく、病的状態になる前に、未然に防ぐ「予防医学」としての役割もあるのです。
このような「はりきゅう」を多くの方へ普及するために、附属施術室を設けています。

本校施術室の特徴

はりきゅう施術と一言で言っても、現代医学的な施術もあり、あらゆる方法があります。本校施術室の特徴は、鍼灸施術の本道である『東洋医学に基づいた鍼灸施術』にあり、人間が本来持っている「自然治癒力」を引き出すことにより、体調不良や痛みなどの改善だけではなく、からだ全体を活性化させ、健康の維持・増進を図ります。
今後も体調不良や痛みの改善、病気の予防など、老若男女問わず皆さまの健康づくりに貢献していきたいと考えています。

各曜日の施術内容

経験豊富な鍼灸師が揃っています

本校の附属施術室では、経験豊富な鍼灸師が曜日別に施術を行っています。
いずれも「東洋医学に基づいた鍼灸施術」をもとにしながら、
それぞれの個性を発揮した施術を展開しています。

火曜日院長 山下 典子 詳しく見る

「火曜治療室に出会えてよかった」と感じて頂ける治療を目指しています。
火曜日は温かいお灸と柔かい鍼の刺激による優しい治療が特徴です。お灸は米粒ほどの大きさのものを8分焼きくらいで取ってしまうため、気持ちよく灸跡も残りません。鍼はほとんどが刺鍼しないで済む接触鍼で治療しています。刺激が優しくても東洋医学の考え方をベースにしているため、確実に身体は変化していくのです。
自然界は絶妙なバランスで成り立っていますが、人の身体も常にバランスをとりながら活動していて、病気になったり怪我をしたりしても自らの力で治そうとするものです。
お一人、お一人、またその日その時の状態に応じて全身をバランスよく調整することで、自らの自然治癒力を高め、健康へ導くという治療が東洋医学です。
経路・ツボを使ったはりきゅうによる独特の治療効果をぜひお試しください。

水曜日院長 中島 勝美 
副院長 横山 孝之
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〜お腹で診断 背部で整えて 身体の生命力を高める治療〜

当治療室では、東洋哲学に根ざした技術力のある臨床家を育てることを目的としています。この治療の特徴は、病気の発生を各部位別に判断することなく、身体が本来持っている生命力が弱ってきたことから、具体的な症状としてその人にとって弱い処に出てきたものと見ています。いわばそれは一時的な生命力の低下が起こっているのですから、根本的な治療(五臓の調整)をすることでその症状は徐々に緩解していきます。
現在の治療室は、院長、副院長、研修生の体制で対応しています。また、在校生の臨床基礎訓練の場としても活用されています。そしてハリは、痛くしないように施術しています。キュウは必要に応じて、熱感の柔かいものから熱いものまで、適宜行っています。
この治療の特徴としては、打撲や捻挫などそこに原因があるものを除いて、それ以外どんな病状の患者さんでも、また、いろいろな病名に対しても同じ治療行為を行います。何々病だから、こことここのツボに鍼をするとか、また次の患者さんには違うツボを使うという発想はありません。
先ほども申し上げましたが、病気になっている体には、その人の一番深い芯の部分に冷え(生命力の低下)があり、その根源的な冷えが身体のあちこに違和感あるいは痛みなどの異常な状態を呈していると診ているからです。ですからツボと病名を関連付けてもそれは意味のないことであり、効果が出る時と出ない時の差が大きく、結果的には症状を治めることが難しくなることがあります。
例えば、発熱している状態がありますと、一般的に西洋医学ではその発熱している状態を、解熱剤を使って早く熱を下げようとします。
しかし、私たちは、その熱の出ている原因を探り、その原因に対してハリ・キュウを行い、全身治療(五臓調整)を行うことにより、結果として熱が下がるということを期待しています。とかく発熱があるとそれを下げたくなるものですが、発熱状態にあるときは体の中では熱を上げて細胞分裂を促進させようとしています。
出来るだけ早くウイルスや雑菌を一掃しようとしています。熱だけを下げてしまうと雑菌を殺す免疫が少なく、病気の状態が長引くことにより、治りづらい体になり慢性化することにもなります。
何よりも大切なことは、日々の生活の乱れ、食事の乱れ、心の持ち方の乱れ、この3つが大きな原因になっています。心の安定を図り、体を休め休養をとり、今までの食生活を見直すことから始めてください。現代は冷たい物の取り過ぎや、甘い物の過食、慢性的な睡眠不足の方が多く見受けられます。これが高じると体を冷やすことになり、低体温の状態が起こり身体の内部環境は活性しない状況になります。いつか重篤な病に罹らないとも限りません。
そして、根っこであるお腹の五臓に影響が出てきます。この五臓の気の状態がかたよる、あるいはアンバランスになることにより、いろいろな所に歪みや弱り(ほてり・のぼせ・頭痛・肩こり・腰痛・体の冷え・下肢の冷え・痺れ・慢性病など)が出てきます。
私たちの治療は、生命力の弱りの程度を把握して五感の気の調整を行うことが目的であり、特に腹部にある「痛み・しこり・動気」などが重要であり、これを手で触り確認して、その解消に背中いのツボを使い「気のかたより」をなくし、身体を健康な状態に戻していきます。

治療の順序は、
1.問診(カルテ記載)
2.あお向けにて、お腹の触診、接触鍼、脈の確認、腹証決定
3.うつぶせになっていただき、背部にて施術
4.また、あお向けにて腹部確認、手足に施術
5.座っていただき、肩に施術して終了となります
(治療時間は15〜45分程度です)

初めて治療を受けられる方は、まれに体がだるいとか、眠くなるとかあるいはかえって重くなったように感じられるなど、違和感を覚えることがありますが、鍼灸治療は気を動かすことですから、時間の経過と共に、そして治療回数を重ねていくうちに違和感は解消されていきます。
最後に、病気になる原因は、ほとんどが自分に内部から起こっていることです。体調が良くないと感じている方は、先ほどの3つの乱れを修正するようにしてください。生活一般を見直してみてください。
それでも改善されないときは、早めの治療をお勧めいたします。

木曜日院長 佐藤 久美子 詳しく見る

〜東洋的な視点を反映した治療法〜

木曜治療室では「積聚治療」という治療法を行っております。この方法は「気」という概念を基本とし、従来の伝統的な方法とはひと味違う東洋医学的に体を捉えた方法として本校から誕生しました。
ここでいう「気」とは専門的には「精気」と表現するものですが、病の根元をこの「精気の虚」と考え、そこに直接働きかける方法が積聚治療です。
種々の生活習慣、ストレス、外傷、事故等々により過度に「精気」が消耗されると、体に「根元的な冷え」を生じます。ここでいう「冷え」とは感覚的に冷たいと言うことではなく、生命力の低下を起こし、体の芯が冷えた状態を言い、「根元的な冷え=精気の虚」の状態をさします。生命力が低下した体は疲労し、その結果として体表に痛みや凝りが出現して肩凝り、腰痛、膝痛、生理痛その他の病気等を引き起こします。
「積聚」とはお腹に表れる痛み、シコリ、動悸を指しますが、これらは「根元的な冷え」(精気の虚)の現象がお腹に表れたものです。治療は五臓区分された腹部のどこに最も「根元的な冷え」が出現しているか腹証をたて、その証に従い背中の背部兪穴に重点を置いて治療を施すことにより「精気」に直接働きかけて体に熱を起こし温めます。冷えが解消されれば体が温まり、諸症状が徐々に改善されます。つまり痛い所に原因が有るのではなく、体の芯が冷えている事に原因が有るとします。従って、病名や痛みにこだわらず、また、老若男女を問わず、汎用性に優れ総ての病に対応できます。コンパクトにシステム化した最小限の刺激で最大限の治療効果を得るため、今なお追究し続けている事が積聚治療の最大の特徴と言えます。
痛い…熱い…という従来のはりきゅうのイメージとは違った不思議な治療法が有ることを一人でも多くの方に体験していただきたいと思います。木曜治療室では、「明るく・親切・笑顔」をモットーに毎週研鑽を積んでおります。

簡単な治療の流れ
始めに膝、ひじが出る格好で仰臥位(あお向け)になってお待ちください
・問診(初診時は20〜30分前までにお越しください)
・脈速を計測→腹部接触鍼→脈調整
・腹診→腹証の決定
・仰臥位にて背部接触診→背部兪穴の治療(必要なら補助治療)
・再び仰臥位にて腹診→脈診(必要なら補助治療)
・座位にて肩に施術→終了

金曜日院長 山名 洋子 詳しく見る

皆様、こんにちは。金曜施術室責任者の山名洋子と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
金曜施術室は、国家資格を持つ鍼灸師と学生で構成されています。治療にあたるのはもちろん国家資格を持つ鍼灸師のみですが、来院される皆様が気持ちよく治療を受けることができるように、学生たちも受付や清掃、器具類の消毒などを担当し、鍼灸医学の勉強を日々頑張っております。些細なことでも、お気づきの点があれば担当鍼灸師や受付の学生にお申し付けください。

初めて鍼灸治療を受けられる方へ
鍼灸治療というと、お裁縫で使う縫い針のような太い針をブスブスと刺し、体罰を受けるように熱い灸を我慢するような治療…と思われている方も多いと思います。そう思っていらっしゃる方、ぜひ金曜施術室の治療を受けてください。恐い、痛い治療はいたしません。日本人にあったソフトな鍼灸治療です。どうぞ安心して受けてください。

一回の治療は約45分位です。
治療の流れは、まず話を聞くことから始まります。これまでの病気の経過や、現在の状況などをお聞かせください。鍼灸治療を受ける上での不安や気がかりなことがありましたら、遠慮なく伝えてください。「こんなこと、鍼灸では治らないだろう」と思われてあきらめているようなことがありましたら、それも必ずおっしゃってくださいね。
次に、仰向けに寝ていただいて、軽くおなかに鍼をします。両手の手首で脈の状態を確認し、手首に鍼をした後、おなかの状態を診て、その日の治療方針をたてます。東洋医学では、おなかは全身の状態を反映するところなので、私たちの治療ではおなかの状態を最重視しているのです。
次に、うつ伏せになっていただき、背中に軽く鍼をします。治療の過程で、首や肩、腰、膝など全身の大事な部分を軽く押して痛みの有り無しなどを常に確認しながら、背中に鍼をしていきます。痛みの強さの変化は私たちの治療の効果を確認する大きなポイントになります。鍼だけでなく、時にはお灸も併用します。
次に、また仰向けの状態になっていただき、おなかをもう一度診せていただきます。最初の状態を比較して、治療効果をみながら、手足のツボに鍼やお灸をしていきます。その後は脈を確認させていただきます。
最後は座っていただき、肩に軽く鍼をして治療を終わらせていただきます。
以上が簡単な流れです。「鍼灸治療は、鍼灸師が百人いれば百通りの治療法がある」などと言われるほど、治療の方法がさまざまなのですが、金曜施術室では前述のような治療を全員に行っています。この治療法は「シャクジュ治療」という方法です。「シャクジュ治療」をベースに、細かい部分では一人ひとりの患者さんに対応するオーダーメイドの治療を行います。金曜施術室には、女性特有の疾患を得意とする鍼灸師や、お子様向けの鍼を得意とする鍼灸師など、個性的なメンバーがおりますので、そのようなご希望も予約時におっしゃってください。

土曜日院長 堀部 耕平 詳しく見る

鍼灸は体の表面に軽く刺激をして内側から熱をおこし病気の原因である冷え(H I E)を解消する治療です。鍼は先端を丸くして刺さりにくくしたものを使います。心地よい刺激で治療中に涎(よだれ)をたらして寝ている方もいるほどです。
子供や妊婦さんや敏感な方には治療用のスティックをそっとツボにあて、体の状態に合わせて治療していきます。体の変化を術者と患者さんが共有しながら治療を進めていきますので、効果がその場でよくわかります。初診時に冷えの原因を探る問診をいたします。
よい体調を保つには、治療を受けるだけでは不十分で、むしろ日頃の皆さんの生活の仕方が大切です。この機会に、体調がよくない時は、冷たい飲み物や食べ物をひかえ、体を冷やさない、就寝時間を早めるなど、日常生活を見直してみてください。よろしくお願いいたします。

施術室Q&A

当施術室によく寄せられる質問とその回答をご案内しています。
来室される前のご参考にしてください。
その他、わからないことがありましたら、予約時に下記番号までお問い合わせいただくか、
ご来室の際、直接施術者にご質問ください。

どんな先生が施術していますか?
施術担当者は全員が国家資格を持ち、日々患者さんへの施術を行っている臨床家です。
「はりきゅう施術」はどのような疾患や障害に効果があるのですか?

まずはどのような疾患や障害でお困りなのか、お気軽に施術者までご相談ください。ちなみに、WHO(世界保健機関)草案の「はり」の適応疾患は以下のとおりです。

上顆炎(テニス肘)、頸部筋筋膜炎、頸椎炎、上腕肩甲関節周囲炎(肩関節周囲炎)、慢性関節リウマチ、変形性膝関節症、捻挫と打撲、頭痛、偏頭痛、緊張性頭痛、坐骨神経痛、腰痛、扁桃摘出後疼痛、抜歯疼痛、術後疼痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、腎石疼痛、胆石、胆石仙痛、胆道回虫症、胆道ジオキネジー、急性扁桃炎・咽頭炎・喉頭炎、慢性副鼻腔炎、気管支喘息、狭心症を伴う虚血性心疾患、高血圧、低血圧、不整脈、神経循環性無力症、下痢、過敏性腸症候群、便秘、月経困難症、分娩の誘発、月経異常、女性不妊、男性不妊、インポテンス、遺尿症、尿失禁、尿閉、白血球減少症、メニエール症候群、近視、肥満、片麻痺、うつ病、アルコール中毒、薬物中毒

「はり」による感染など、衛生面は大丈夫?
「はり」は使い捨てのディスポーザブルの鍼を使用し、手指の消毒も必ず行っています。衛生面には細心の注意を払っていますのでご安心ください。
施術を受ける時間はどのくらいかかりますか?
患者さんの体の状態により施術にかかる時間は変化しますので、具体的にはお答えしにくいのですが、だいたい1時間前後を見ていただければよいかと思います。
体験治療券を利用したときの施術と、普通に受診したときの施術に違いはありますか?
ありません。通常と同じ施術内容です。
健康保険は使えますか?

健康保険は使えませんが、はり・きゅう・マッサージ施設利用券が使える場合があります。詳しくは下記ページをご覧ください。

診療日時・料金
駐車場はありますか?
あります。門を入って左側に外来用の駐車場がありますのでご利用ください。
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