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鍼灸と東洋哲学

全体を整え、自然に戻す。それが鍼灸

「鍼灸の施術」は、三千年前のアジアが発祥の地です。
何事においても基本を充分に理解し、その上で応用、発展が可能になりますが、鍼灸においてもそれは同様で、鍼灸の背景にある東洋哲学をよく理解することが大切です。 鍼灸をきちんと理解するには、その時代の、その地域の考え方を知らなければなりません。

本校では、入学した学生の方々にその考え方(東洋哲学)を理解していただき、本当の意味での鍼灸の実力をつかんで頂きたいと考えています。

西洋哲学は、「人間」を中心とした考え方

まず、現代に生活する私たちは、どのような考え方を基礎として思考し行動しているのかを考えてみましょう。

明治維新以降、私たち日本人は西洋の文明・文化を積極的に取り入れ、その結果西洋的な影響を強く受けた環境で生活しています。
西洋のものの考え方(西洋哲学)は、人間を中心とした考え方です。 人間が生活しやすいように自然を開発し、人間が全ての物事を制覇できるようにと努力してきたのです。

その結果、現在は昼夜を問わず便利な生活を送ることができますが、一方で、「いつも身体がだるい」とか「いつも気が重い」という不快な状況、つまり身体のバランスが崩れ、「こころ」の平静を保てない状況から抜けられなくなっています。

東洋哲学は、「自然」を中心とした考え方

では次に、鍼灸が発祥した時代・地域の考え方について説明していきましょう。

東洋のものの考え方(東洋哲学)は、自然を中心とした考え方です。
人間は自然の働きに合わせて生活し、自然を利用していたのです。
自然の移り変わりや変化を注意深く観察し、それに合わせて生活を営んできました。

それは、現代の考え方からすると不便な印象を受けるかもしれませんが、自然の廻り(リズム)に従うことにより、身体のバランスも整い「こころ」の平静も保つことができたのです。

鍼灸の施術は、そのような考え方から生まれた技であり、こころや身体に優しいものなのです。

鍼灸の基本は、東洋哲学の理解から

ただでさえストレスの多い現代に生きる私たちにとって、身体の全体を診て、自然な状態に近づけようとする鍼灸の技術や考え方は、改めて重要性を増してきているのではないでしょうか。

本校では、基本となる東洋的なものの考え方をしっかりと身につけた、実力のある鍼灸の技術を皆さんに身に付けていただきたいと考えています。

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